余市の次は小樽へ!日本海が眩しいです!
続いてのスポットは小樽。来るときに通った国道5号線を20kmほど戻ります。
このルートは海岸線ギリギリに道路があるので、日本海が目の前に広がりとっても爽快!天気や見る方角によっては、石狩(いしかり)の方まで見渡せます。まるで蜃気楼のように遠くに冠雪の暑寒別(しょかんべつ)岳などが見える様はとっても綺麗ですよ!
ただし、路肩はなく道路も狭いですから、くれぐれも脇見運転にはご注意ください。撮影したい場合は助手席の人に頼んで撮ってもらうと良いでしょう。
行きに撮り忘れた絶景を帰りに撮ることができました。(覚えてました!)もちろん助手席のカメラマンが撮ってくれたものです。春の日本海はときに激しい波しぶきが見られることも。青い海と白い波しぶきのコントラストに目を奪われます。
駅なかマートに後志の美味しいものが大集合!
そうこうしているうちに小樽駅に到着しました。そう、次のスポットは小樽駅の中に入っているお店なんです。
駅の中にあるならJRで行った方がいいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、小樽は海と山に恵まれた街です。「坂の街」という異名があるほど急勾配が多いので、小樽市をじっくり観光するならやっぱり車はあった方が便利です。
小樽駅前には市営の「小樽市駅前広場駐車場」が年中無休で24時間営業しています。
最初の30分は無料で、以後20分ごとに100円(8:00~22:00までの料金)で駐車できるので、こちらを利用するのがおすすめです。
オンシーズンの週末は混むかもしれませんので、その際は近隣の駐車場を利用してください。
さあ、『駅なかマート「タルシェ」』に行ってみましょう!
ここには後志地方の農水畜産品が大集合しています。つまり、ここ1カ所で後志地方を食べ尽くすことができてしまうというわけです!
では、後志地方にはいくつ町があるのでしょう?答えは20市町村です。20もの市町村を一日で回るのは大変ですが、「タルシェ」ならいっぺんに楽しめてしまうんですよ。
おたるにあるマルシェだから、「タルシェ」。わかりやすーい!
まるで雑貨屋さんのようにかわいらしい店内には、それぞれの魅力を伝える個性的なパッケージをまとった商品が所狭しと並んでいます。かわいいー!美味しそー!これはテンションが上がりますね~!!
今までニセコへ買いに行っていた大好きなスイーツや、赤井川村を通った時に必ず買っていた乳製品などなど、大好きな後志のブランド食品が多数揃っていました。あれもこれも食べたいものだらけで困ってしまいます。
ですが、このブログでは「思いでおかず」を紹介することが最大の目的ですから、コンセプトに沿った商品を探してみましょう!
まずは『にしん小樽漬け』に注目してみました。
小樽は明治・大正にニシン漁が最盛期を迎えると全国各地からやん衆が集まって来て、ニシン漁とともに発展した歴史を持つ街です。今でもニシン御殿やニシン番屋を見ることもできるんですよ。
そんななか『にしん小樽漬け』は小樽商工会議所と小樽市内の水産加工業者が、小樽を代表するお土産となるよう商品開発を進めたお漬け物になります。漬け物といっても、昆布やにしん、数の子などが入っていますので、イメージとしては松前漬けに近いものになります。これは間違いなくご飯がすすむでしょうね!
『にしん小樽漬け』は、道産のニシン・数の子・昆布を使用する、ニシン含有量を全体の40%以上とする、醤油ベースの味付けにするなどの基本ルールに則っていれば、それ以外の素材や加工過程などは各企業で独自の開発が認められているという面白いコンセプトになっています。6社が参加していれば6つの小樽漬ができるというわけですね。
店長様にもお話を伺いながら、マリネっぽい柚子胡椒風味のものと、ピリ辛風味があとをひく三升漬の2つを選んでみました。食べ比べが楽しみです!
せっかくなので、もう少し購入しましょうか。余市町「梅漬屋」さんの『本うめ漬け』と、小樽名物「なると屋」さんの『若鶏半身揚げ』をチョイスしてみました。
「梅漬屋」さんは最初にお邪魔した余市町にあるのですが、店舗を持っていないとのことで、「タルシェ」さんで購入できると事前に伺っておりました。
よくある梅干しとは違い梅酢に漬け込むことで、みずみずしい果汁感溢れる梅漬けができるのだそうです。もちろん無添加・無着色。梅の赤は一緒に漬け込んだシソの色が染み込んだものなんだそうです。
そのシソを育てる土から手作りしているというから驚きです。これはぜひとも味わってみたい逸品です!
「なると屋」さんの『若鶏半身揚げ』と言えば地元では知らない人がいないほど有名なお店です。
私が学生時代の頃にはすでに有名で、クリスマスと言えば小樽ではケンタッキーのチキンではなく「なると」の『半身揚げ』というのが常識でした。
お店で食べる揚げたての美味しさは筆舌に尽くしがたいものがありますが、今では小樽市内にいくつも支店ができ、「タルシェ」のなかには持ち帰りに便利な真空パックも販売されています。
お店で出来たてを食し、おうちに帰ってからもう一度味わえるお土産用『若鶏半身揚げ』。これこそ、この企画に最もふさわしい商品と言えるのではないでしょうか。小樽を代表するグルメとしてぜひオススメしたいお土産です!
駅なかマート「タルシェ」
【住所】北海道小樽市稲穂2丁目JR小樽駅構内
【電話】0134-31-1111
【営業時間】9:00~20:00
【定休日】寿司カウンターのみ水曜定休
【駐車場】なし(近隣に市営駐車場等あり)
最後のスポットは石狩!と、その前に…
「タルシェ」を満喫した後は、最後のスポットがある石狩市へ車をひた走らせ…の予定だったのですが、ここでまたもやカメラマンよりはみ出し情報が!小樽駅前通り沿いにとっても美味しいソフトクリームがあると教えていただきました。
道外の観光客の方は北海道のソフトクリームに感動するらしいですね。
言われてみたら私、もう何年もソフトクリームを食べていないような気がします。子どもたちが食べているのをひとくち味見させてもらう程度でした。
1本食べられるかなぁ?春とは言え外はけっこう寒いですよ?こちらのカメラマンは、なんでも一日に2本食べることもあるほど大好きなんだそうです。スゴ~イ!
では、私もいただいてみます。
おおー!これ、美味しい!めちゃくちゃ牛乳の味がします。乳脂肪分の少ない牛乳をそのまま冷たくしたようですね。濃厚なのに後味さっぱり!喉が渇かないソフトクリームは本当に美味しいと思います。1本ペロリといけちゃいました!
山中牧場ソフトクリームショップ小樽店
【住所】北海道小樽市色内1丁目6-18
【電話】0134-27-5123
【営業時間】11:00~18:00
【定休日】なし(10~4月は月曜)
【駐車場】なし
最後のお土産を求めて日本海沿いに北上!
どんどん行きましょう!お次は石狩(いしかり)市にある佐藤水産の「サーモンファクトリー」を目指します。
小樽からは36km程度、約1時間のドライブです。
銭函ICまでは高速道路を利用しても良いのですが、お天気も良いのでのんびりと一般道で向かうことにしました。国道5号線から、国道337号線・国道231号線を通って北上して行きます。
道産子には見慣れた風景ですが、道外の人には珍しい白樺が見られるルートです。
石狩と言えばやっぱり食べたい鮭&いくら!
鮭と野菜を味噌仕立ての鍋に仕上げたのが“石狩鍋”です。料理の名前に地名がつくほどですから、古くから食されていたんでしょうね。
そんな石狩鍋発祥の地でもある石狩市へ行くなら、ぜひ寄って欲しいお店があります。北海道の鮭、いくらを中心に、多くの海産物を取り扱っている「佐藤水産 サーモンファクトリー店」さんです。
札幌市内にもいくつか店舗を構えており、札幌駅の目の前にも本店が立地していますが、ドライブで立ち寄るなら「サーモンファクトリー店」さんが最もオススメです。
札幌からちょうど良い距離感と、広々とした駐車場がポイント。ゆったりとした造りの店内でじっくりとお買い物が楽しめるスポットです。
工場直結なので、ここにしかない出来たてお総菜が楽しめるデリカコーナーも大人気。お昼目がけて立ち寄って『海鮮ジャンボおむすび(300円~)』をパクつきながら次なる目的地へ、そんなふうに利用する地元客も多いように感じます。
2Fのレストランで海鮮三昧のお食事をいただくのもいいですね~。窓からは旧石狩川の悠々とした流れを目の前に望むことができるんですよ!
年配のご夫婦から元気いっぱいのお子さんを連れているファミリー、初々しいカップルまで、みんなが一様に笑顔を見せています。いいですねぇ。
それにしても商品がいっぱい!ロケ中であることを忘れて、ついつい自分の買い物に夢中になってしまいそうです。いけないいけない!
事前に本社の方にオススメ商品を伺っておきました。
道外からのお客様向けということで、とにかく『いくら醤油漬』。これは外せません。
さらに『鮭醤油』なるものをオススメしていただきました。これまでは棄てるしかなかった鮭の内臓などを自然発酵させて作った商品なのだそうです。これは創業者の「鮭に感謝し、一匹余すことなく使い切る」という思いを汲んだ商品ということになります。魚醤のような味なのでしょうか!?味の感想などは家に帰ってからとして、3本セットになっているのがお土産にはぴったりだと思います!
母に、自分に、お友達に。地域限定の調味料ってとっても試してみたくなりますよね。
もう1品くらい買いましょうか。北海道らしいもの…道外の方に喜ばれるもの…ご飯やお酒に合うおかずやおつまみ…。お!見つけました。
チーズが入っている『サーモンロール』。良いじゃないですか!ロールケーキのようにチーズを巻き込んだ商品なんですね。色も鮮やかで食卓が華やかになりそうです!
お忙しいなか終始よくしてくださった副店長さんとパチリ。そろそろ閉店の時間だというのにお店はまだまだ賑わいを見せていました。では、『いくら醤油漬』、『鮭醤油』、『サーモンロール』お会計お願いしまーす!
佐藤水産 サーモンファクトリー店
【住所】北海道石狩市新港東1丁目54
【電話】0133-62-5511
【営業時間】10:00~18:00(4~12月)、10:00~17:00(1~3月)、年末年始は短縮
【定休日】元旦
【駐車場】あり
お土産話を披露しながら購入商品に舌鼓!
車を走らせること約40分。自宅に帰ってきました。今回も買いました。買いまくりました!大人が好むお土産をチョイスしたつもりです。
夫婦ふたりで早速試食してみます。私は白いご飯で、主人はお酒と一緒に。さてさて、お味はいかに!?
今回購入した商品はこちら。
【南保留太郎商店】
ヘラガニ燻製 特大 1杯 648円
カニの持つ甘みはそのままに、燻製することでよりいっそう風味が増して濃厚な味わいになっていました。カニ味噌も豊かな味わいで、これはビールや日本酒が合いそうです!特大サイズは足の先まで身が詰まっており、食べ応え十分でした。
にしん燻製 小1尾 1,080円
にしんがまるまる1尾入った豪快な商品。食べ方がわからず躊躇してしまうかもしれませんが、上手に食べられる裁き方が書かれた用紙が入っているので安心です。脂がのってしっとりと柔らかい食感があとをひく美味しさです。
【駅なかマート「タルシェ」】
「梅漬屋」本うめ漬け 210g 565円
一見梅干しと変わりないように見えますが、干さずに漬けているので見た目よりずっとジューシー。口に入れた瞬間に酸っぱいエキスが皮を破って溢れ出します!とても酸っぱいけれどフルーティーでまるで果物のよう。シソの風味も効いていてGood!
「小樽なると屋小樽駅店」 若鶏半身揚げ 990円
電子レンジで全体を温めた後、表面の皮をパリッとさせたかったのでトースターで焦げる寸前まで焼いてからいただきました。焼いている最中、皮からは美味しそうな脂がジュージューしていましたよ。お肉全体にしっかりと味が染みていて「なると」らしい味わいが健在でした。
(右)「丸一北川食品」 にしん小樽漬(冷凍) 200g 1,080円
小樽産の生にしんがマリネ風に仕上げられた一品。柚子胡椒の風味が効いていてサラダと和えてもさっぱりといただけそうです。
(左)「小樽入久三浦水産」 にしん小樽漬(冷凍) 200g 1,080円
にしんに昆布、数の子が三升漬風に仕上げられています。ピリ辛の味わいが白いご飯にもお酒のアテにもぴったりです。
【佐藤水産 サーモンファクトリー店】
サーモンロール(チーズ入り) 6ヶ入 1,339円
パッケージから出してすぐに食べられるのが嬉しいですね。チーズが良いアクセントになっていて、全体的にまろやかな味わいです。スライスした鮭にチーズを挟んで蒸し上げたオリジナル商品なのだそう。30年以上前から作られているロングセラー商品というのも頷ける味でした。
いくら醤油漬 105g 1,240円
いくらの美味しさは言わずもがな!ほどよい弾力とプチプチ弾ける食感、ちょうど良いあんばいの塩加減が渾然一体となって幸福感に変わります!ミニいくら丼を作って食べてしまうので、ご飯のおかわりが止まりません!!
鮭醤油3本セット 150ml×3本 1,020円
化学調味料不使用で自然の風味を生かしたお醤油です。
鮭の内臓も使用しているとのことで、魚醤のような風味を想像していたのですが全然違いました!とっても優しい味わいで、素材の良さを引き出してくれる万能調味料といった感じです。
卵かけご飯、冷や奴、お刺身、焼き魚、チャーハン…。どんな用途にも合いそうですが、個人的には冷や奴が抜群に美味しいと感じました。
晩酌する主人とミニいくら丼を食べる私の図。
気遣い屋の主人は「これが一番ウマイ!」などランク付けするようなことは言わないタイプなのですが、見ていればよくわかります。サーモンロールとにしん小樽漬が気に入ったようでした。
そうそう、若鶏半身揚げは気づいたらもう骨だけになっていました! 私は燻製と梅漬けが気に入りました。今度は主人とふたりで「燻香廊」にランチに行けたらいいなぁ。
本日の総走行距離151km 商品購入代10,338円 食事代1,840円