
好きなときに好きなだけ利用できるレンタカーのシステムは、車を所有しない人々にとってとても便利です。ところで、レンタカーを利用する際には年齢制限はあるのでしょうか。
車を運転する人の中には、運転歴が短い初心者からベテランまで、そしてその年齢層は非常に幅が広いです。今回は、レンタカーを借りる際に初心者と高齢者が注意すべきポイントについて紹介します。
レンタカーに年齢制限ってあるの?
気になる年齢制限についてですが、レンタカー利用において年齢制限を設けている会社は今のところありません。
というのも、自動車運転免許自体、年齢によって失効してしまうものではないため、高齢者だからといってレンタカーのサービスを利用制限してしまうことはできないというのが原因です。
とはいえ、高齢者は免許更新時に高齢者限定の講習を受けなければならないなど、安全に引き続き車を運転することができるよう、国が定めている決まりごとはあります。
高齢者が免許を持っている場合には、これらの講習を受けて免許更新をしていることが明らかであり、レンタカー利用をしても運転技術において何ら問題がないと考えられているのでしょう。
高齢者と初心者がレンタカーを借りる時の注意点
高齢者でもレンタカーが利用できるとは先ほどお伝えした通りですが、高齢者がレンタカーを利用する際には気を付けなければならないこともあります。
ここでは高齢者のレンタカー利用時の注意点と、あわせて初心者のレンタカー利用時の注意点についてお話しします。
高齢者マークはきちんと準備しよう
高齢者マークは、表示することにより「この車を運転しているのは高齢者である」ということを周囲に告知する意味を持ちます。高齢者マークは別名もみじマークとも呼ばれ、70歳以上の運転者にはなるべく表示するように促されているもの。
ですが、これは表示する努力をするように言われているものであって表示する義務はないため、高齢者マークを表示していなくとも、罰せられることはありません。
ですが、レンタカー利用時には高齢者マークはきちんと持参して使用するようにしましょう。
レンタカー会社によっては高齢者マークのレンタルをしている場合もありますが、多くのレンタカー会社は、高齢者マークの用意がありません。
レンタカーを利用する際には、忘れずにご自身で準備して持参しましょう。
免許取得から1年未満の初心者は要注意
免許取得から1年未満でレンタカーを利用する際には、レンタカー会社の設定した規約を事前に確認しておく必要があります。というのも、レンタカー会社ごとにルールが異なるからです。
あるレンタカー会社は免許取得3ヶ月未満でレンタカー利用する際には、かならず免許取得から3年以上経過している同乗者がいなければならないという決まりを設けています。
また、別のレンタカー会社は免許取得1年未満の場合に必ず3年以上の免許取得車を同乗者として申し込まなければならないとしており、そのルールはレンタカー会社によって大きく内容が異なります。
初心者のうちは、レンタカー利用時に「初心者のレンタカー利用における規約」をあらかじめ確認した上で予約に進みましょう。
余裕を持ったスケジュールで安全運転をこころがける
免許取得から期間があまり経過していない運転初心者は、車の操作に慣れていないため、うっかりミスから事故を起こしやすくなります。
また、注意力がどうしても衰えてしまいがちな高齢者にも同じことが言えます。特に、高齢者は反射神経が鈍くなってしまうことから、ついブレーキを踏むタイミングが遅れてしまい間に合わなずに接触事故を起こしてしまうこともあります。
事故が起こりやすいのは、「急いでいるとき」です。なるべく事故を起こさずに安全運転を心がけるには、まずスケジュールに余裕を持たせるのが一番です。
初心者や高齢者は特にこの点を重視し、無理のないスケジュールでリラックスした気持ちで運転しましょう。
まとめ
レンタカーは初心者でも高齢者でも利用することができます。
ですが、利用時には安全運転第一に考え、事故を起こすことがないように備えておくことが大切です。
高齢者は高齢者マークをきちんと表示し、初心者は同乗者の指示にきちんと従った上で、焦らずのんびりとドライブを楽しみましょう。