レンタカーを借りたときに、一緒にその車に乗る人と運転を交代するシチュエーションは良くあることかと思いますが、これってルール上問題ないのでしょうか。
案外よく知られていない「複数の運転手でレンタカーを運転する」ことについて今回はその手続きについて、そして注意点について解説します。
1台のレンタカーを複数人で運転してもいいのか?について
「そもそも1台のレンタカー利用時に、複数人で運転してもいいのか」と言う点に関してですが、答えは「問題ない」です。
ただし、無条件ではありません。しかるべき手続きを経て複数人での運転が認められるようになります。次の項目でその手続き方法について詳しく説明します。
複数人で運転するための手続き方法
レンタカーを利用する際に、複数人で運転する可能性がある場合にはあらかじめその旨をレンタカー会社に伝える必要があります。その手続き方法は下記のとおりです。
1.申込書に運転する可能性のある人の氏名を記入
レンタカーを借りる際には、申込書の記入やサインが求められますが、その際に必ずレンタカー会社から質問されることがあります。
それは、「あなた以外の誰かが運転する可能性があるのか」と言う質問です。複数人で運転する予定がある場合には、このときにきちんとその旨を伝えましょう。
そして、運転する可能性のある人の氏名を申込書に記入します。レンタカーを借りる本人以外に運転する可能性のある人は全員この時点で申告しておかなくてはなりません。
2.運転する可能性のある人の免許証の提示
レンタカーの運転をする可能性がある人の免許証はすべて人数分、レンタカー借り入れ前にレンタカー会社に提示しておく必要があります。
これは、万一事故に遭った際に非常に重要になるため、漏れなく全員分の免許証を提示することが必須です。
仮に、運転する可能性のある人がその場に居合わせない場合は、あらかじめ免許証のコピーを預かっておくなどの方法を取ると良いでしょう。
大切なのは、全員分の免許証がきちんとレンタカー会社に提示されていることです。
複数人で運転するときの注意点
レンタカーを複数人で運転する場合には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。ここではその注意点を3点お伝えしておきましょう。
なるべく運転に慣れている人が運転すること
長距離ドライブのためにレンタカーを借りるケースは多いですが、なるべくならレンタカーの運転は普段から運転に慣れている人が率先しておこなうようにしましょう。
何年も運転していないほぼペーパードライバーのような人には、慣れない車での運転はあまりおすすめできません。
ひとりあたりの連続運転時間は2時間を目安にする
レンタカーで長距離走行する場合、2時間を目安に休憩を取るのが理想的です。
せっかく複数人の運転手がいるのであれば、上手く運転を交代しながら無理のないドライブになるよう心がけましょう。
特に高速道路は単調で、眠気を誘うことが多いです。少しでも眠気を感じたらすぐに交代し、危険は未然に回避しましょう。
事故に遭った場合には誰が事故を起こしたか正確に報告する
運転する以上事故に遭わないと100%言い切ることはできません。
万が一レンタカーで事故を起こしてしまった場合には、冷静に対処する必要があります。レンタカー会社には、事故を起こした時点で誰が運転していたのかを正確に報告してください。
仮に事前に申告していなかった人が運転していた場合には、保険が適応されないなどの大変な事態を引き起こしてしまいます。
このような万が一に備えて、申込時には必ず複数の運転手全員分の氏名を申告し免許証を提示しておくことが大切なのです。
まとめ
1台のレンタカーを複数人で運転すること自体は何の問題もありません。
そのためには、レンタカー申込時にきちんと申告しておくことが大切です。
レンタカーは普段車を所有しない人が利用するケースも多いため、運転には細心の注意を払い、事故のないように努めましょう。
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